コンテナハウスと言っても、一般の住宅のようなメンテナンスは必要不可欠だ。このページではコンテナハウスのメンテナンス時期や方法について紹介するので、しっかりとメンテナンスについて把握しておこう。
コンテナハウスは、メンテナンスが不要というのは間違いだ。一般的な住宅と同様に長く住み続けるためには、メンテナンスが必要である。電気・ガス・水道といったライフラインを通しているからこそ、ライフラインのメンテナンスも欠かせないだろう。
一般的な住宅の場合、建設する前に基礎を構え、耐震強度などを算出して設計するのが一般的。コンテナハウスだからと言っても特別なわけではなく、構造に違いがあるだけで人が居住するスペースという点は同じだ。ただコンテナハウスならではのポイントがあるので、しっかりとポイントを押さえたメンテナンスを行うことが重要。適切なメンテナンスを行えば、快適・安全・安心できるスペースを継続できるだろう。
コンテナハウスは鋼材を使用しているからこそ、一般の住宅とは異なるメンテナンスが必要だ。しっかりとメンテナンスのポイントを押さえていけば、美しい外観を維持しやすいだろう。ここではメンテナンスのポイントを紹介していく。
コンテナハウスの最大の特徴ともいえるのが、鋼材を使用している点。つまり鉄で作られた建物だからこそ、サビが最も問題になってくるだろう。基本的にコンテナハウスを施工する際、サビ防止のための塗装が外壁部分に施されているはず。しかし時間の経過とともに徐々に防サビ塗装が剥がれてしまい、徐々にサビができやすい状態に陥りかねない。そのため少しでも早い段階でサビのチェックを行うことが大切だ。
一般的に防サビ塗装は3年~5年程度が耐用年数とされているため、3年程度経過したころにコンテナハウス全体にサビが発生していないかチェックしてください。サビが発生してしまうと、すぐに広がってしまい、塗装だけで対応しにくくなるだろう。そのため防サビ塗装だけで対処できるうちに、サビを発見することが重要となる。
コンテナハウスの壁は、年数が経過することによって日焼けなどで色が褪せている状態だ。そのため、同じ塗料で塗りなおしたとしても、新しく塗りなおした部分だけ色が変わるという現象が起こるだろう。もちろん目立ちにくい箇所であれば、とくに問題はないはず。しかし目立つ場所であれば、色ムラが気になってしまい、外観も劣ってしまうだろう。もちろんコンテナハウス丸ごと塗りなおせば色ムラは起こらないが、その分費用が高くなるので注意が必要だ。
海近郊に建つようなコンテナハウスの場合、とくに潮風にさらされているため劣化も早くなるので、塗装し直さなければならない。状況にもよるが、部分的に塗装し直しながら、10年ごとに全体を塗り替えるといったメンテナンスを考えた方が良いだろう。
コンテナハウスだけでなく、一般の住宅にとっても雨漏りは住宅を劣化させる天敵です。コンテナハウスの場合、屋根部分だけでなく、ドア・窓などの開口部からの雨漏りが発生するリスクが高いと言われている。そのため雨漏り対策は、開口部をメインにコーキングしなければならない。住宅をチェックし、隙間やひび割れがあれば、すぐにコーキングをし直す必要があるだろう。まずはメンテナンス・修繕に対応している業者を選び、コーキング依頼を行うことが大切だ。
いくつかのコンテナをつなぎ合わせた部分や、窓・ドアを設置した部分などはシーリングと呼ばれる防水対策が行われているのが一般的だ。基本的にオーナーの要望によってコンテナの壁を削り、窓やドアをはめ込んでいく流れだろう。そのため、隙間を埋めるためにシーリングというゴム素材が必要となる。
シーリングは年数とともに劣化するため、定期的にシーリングを補填する必要があり、防水性を維持し続ける必要があるのだ。もちろんシーリングが劣化したとしてもコンテナハウスの内部に大量の水が流れ込むことは考えにくいが、水の影響によって鋼材が錆びてしまうリスクは高くなるだろう。「水が漏れていないから大丈夫」と安易に考えず、シーリングを定期的に補填することが大切だ。
コンテナハウスだからといって、シロアリの問題が起きないわけではない。コンテナハウスで使われている断熱材の部分にシロアリが繁殖し、悪影響をきたす恐れがあるのだ。また配管周囲からコンテナハウスに入り込むケースもあり、配管周囲にステンレス製のメッシュなどを設けるなどの対策も必要不可欠だろう。ケースによってはシロアリ専門の業者に相談するのも一つの手だ。
コンテナハウスのメンテナンスは、適切なタイミングで行う必要がある。タイミングを間違えてしまえば修繕が遅れてしまい、余計なトラブルが発生することも。ここでは具体的なメンテナンスのタイミングをチェックしていこう。
一般的に防サビ塗装で活用されている塗料は、約3~5年が寿命と言われている。ただ潮風が多く当たるなど、状況によっては寿命前にサビが発生することもあるのだ。そのため、サビの状況が悪化しないようコンテナハウスをこまめにチェックすることが大切だろう。もし少しでもサビを発見したら、早い段階で防サビ塗装を行ってほしい。少しのサビだと油断してしまえば、すぐにサビが広がってしまい、塗装だけでの対処が難しい状況に陥りかねない。サビが広がってしまえば、塗装の費用よりも高額の修繕費用が必要となるケースもあるので要注意だ。
コンテナハウスを購入した際、オーナーの気に入ったカラーで塗装を行うのが一般的だろう。しかし日に焼けることで徐々に塗装の色が変わってしまう、潮風などで劣化が進むなどが起これば、色ムラができやすくなるのだ。部分的に塗りなおす方法もあるが、色ムラが余計に目立ちかねない。状況次第では早めに塗装をし直す必要もあるが、10年ごとにコンテナハウス全体の塗り替えを考えた方が良いだろう。
雨漏り対策として、コーキングをする必要がある。一般的にコーキングの寿命は10年程度と言われているため、10年を目安に行うのが良いだろう。ただ隙間がある、ひび割れがあれば、すぐにメンテナンスを検討しよう。コーキングは非常に難しいため、専門の業者に依頼する方が良いかもしれない。
コンテナハウスの立地など状況によっても異なるが、一般的には5年に一度のペースでシーリングの充填を行った方が良いだろう。シーリングの充填を行わず放置してしまえば、わずかな隙間から雨が入り込み、コンテナハウスの劣化を早めかねない。そのため必ずシーリングの充填を欠かさずに行うことが大切なのだ。
シロアリ対策について、とくに決まったメンテナンスのタイミングはない。事前に予防することが重要なのだ。ただシロアリは地中からコンテナハウスに侵入するだけでなく、羽アリとして侵入することもあるだろう。コンテナハウスの水回り周囲や玄関などで羽アリを発見した場合は、早い段階で害虫駆除の専門業者に点検依頼をした方が良いかもしれない。
コンテナハウスに限らず、どんな住宅であれ定期的なメンテナンスは必要不可欠。長く住み続けるためにも、コンテナハウスのメンテナンスを欠かさないことが大切だ。しっかりとメンテナンスを行ったうえで、少しでも気になることがあれば、専門業者に相談するのもアリだろう。
Sponsored by
遊び心を知り尽くした
コンテナハウスづくり
InstagramやFacebookでコンテナハウスづくりを発信し続ける、コンテナハウスジャパン。2021年6月時点で、投稿数は1000件を超える。「お客様のほしいものを作る」熱い心と大人の遊び心を持って、コンテナハウスで夢を叶えるお手伝い。それが、コンテナハウスジャパンだ。
⽬的別に探す
コンテナハウスの活用例
Application example
個性を詰め込んだ住居や、趣味を楽しむ部屋。カフェやホテルの開業に、医療用や災害用としても、活用されるコンテナハウス。
さまざまな用途に使われているコンテナハウスを、目的別に紹介しよう。