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コンテナハウスとトレーラーハウスの違い

トレーラーとコンテナは、片や陸を、片や海を舞台に荷物を運搬するというイメージが強いのではないでしょうか。それでは、トレーラーハウスとコンテナハウスではいったいどんない違いがあるのか、詳しく紐解いてみました。

コンテナハウスとトレーラーハウスの違いとは

トレーラ―ハウスとコンテナハウスは、似たようなイメージを持たれがちですが、決定的な違いがあります。

それは、トレーラーハウスが車輛であるのに対し、コンテナハウスは建築物であるということです。

ただし、トレーラーハウスも場合によっては建築物とみなされることがあり、固定資産税の対象となるケースも。

同じように人が生活することはできても、そこには法律によってさまざまな取り決めがあるので覚えておきましょう。

構造の違い

トレーラーハウスの構造

まず、トレーラーハウスの構造上の特徴として挙げられるのが、タイヤがついていること。

これが車輛として数えられる理由でもありますが、ただし、エンジンはついていません。

ほかの車が牽引することで一般道路を走行可能となります。

トレーラーハウスそのものは住居や店舗など色々な用途に使用されています。

コンテナハウスの構造

コンテナと言うと大型船に積まれる海上輸送コンテナがすぐに思い浮かぶと思いますが、現在は建築専用コンテナも多数あります。

海上輸送コンテナを利用する場合でも、内外装の改装や、複数のコンテナを積み重ねた多階層化など、幅広い使い方ができます。

工法は、あらかじめ工場で組み立てたコンテナをトラックなどで運び込むシステム。

ドアや窓、換気扇などの設備も、事前に工場で全て取りつけされてから搬入されます。

施工期間の違い

車輛としてのトレーラーハウスは、完成した形で販売されており、内外装を改装しないのであれば施工期間はかかりません。

ただし、トレーラーハウスをフルオーダーした場合は、注文から設置までに約3か月ほどかかります。

一方、工場ですでに組み立てられているコンテナハウスも、トラックで現場に搬入するだけで設置可能なため、施工は最短1~2日あれば完了します。

耐久性の違い

トレーラーハウスの耐用年数は、きちんとメンテナンスをしていれば20年以上は持つと言われています。

ただし、コンテナハウスに車輛を取り付けてトレーラーハウスとした場合には、これが2倍の40年以上は長持ちします。

そもそも、コンテナハウスは骨組みに重量鉄骨が採用されており、耐久性に優れるため法定耐用年数も34年と長くなっているのです。

トレーラーハウスの場合は、金属の台車の上に家を建てている状態。
その台車は、金属のジャッキで支えられています。

一般的な住宅のようにしっかりとした基礎があるわけではありません。
長く暮らすためには多くのメンテナンスが必要となるのです。

費用に違い

トレーラーハウスは、車両として扱われる場合と、建築物として扱われる場合があり、その差もあって費用に幅があります。

一例では、坪単価だと68万円ほど。
ハウスメーカーでこだわりのトレーラーハウスを注文すると坪90万円、車両として安価に販売されているのであれば坪30万から40万円ほどで購入できるようです。

一方、コンテナ1台分の建築にかかる費用は坪50万円以上。
これには基礎などの土台も含まれています。

これを耐用年数を含めて考えてみるとどうでしょうか。

トレーラーハウスが20年以上、コンテナハウスが34年~40年以上持つとされています。

コスト面では、耐用年数の長いコンテナハウスのほうがお得だと言う計算になります。

居住性能の違い

車輛として扱われているにしろ、建築物として扱われているにしろ、トレーラーハウスは土台がありません。

その影響もあって、通常の住宅のようにしっかりとした壁になっているとは限らず、外の騒音が気になってしまう場合が。

では、コンテナハウスはどうかと言うと、ここでは骨組みがポイントに。
重量鉄骨で構成されているため、防音性に優れているという特徴があるのです。

さらには断熱性も持ち合わせているため、1年を通じて快適性に過ごすことができるでしょう。

外観の違い

車両としてのトレーラーハウスには、あまり外観のバリエーションは存在していません。

しかし、建築物として設置されたトレーラーハウスは、土台ではなく車輛がついているということ以外に、外観にはさまざまなタイプが。

台車がなければ一般住宅と見分けつかない外観のものもあれば、コンテナハウスを取り付けたものもあります。

コンテナハウスも、積み重ねるなど多様な使い方ができ、壁の色も豊富です。

設置場所の違い

トレーラーハウスの最大のメリットと言えるのが、住居部分を含めて自由に移動できること。

トレーラーハウスが通れる道幅とスペースがあれば、あらゆる場に設置できます。

また、車両扱いのトレーラーハウスの場合は、建築物が建てられないような場所にも設置可能。

コンテナハウスの設置場所も、少なくとも運搬するトラックが入れるスペースである必要があります。

まとめ

トレーラーハウスは車輛として扱われる場合と、建築物として扱われる場合があることを事前に把握しておきたいですね。

その上で、自由に移動したい場合はトレーラーハウス、長期間にわたって居住する場合はコンテナハウスと、使い分けするのがおすすめです。

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